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毎日映画コンクールについて

毎日映画コンクールの歩み

61 2006年

第61回毎日映画コンクール(日本映画大賞)受賞

ゆれる

監督・脚本:西川美和
企画:是枝裕和
出演:オダギリ・ジョー、香川照之、真木よう子
製作:「ゆれる」製作委員会


(C)2006「ゆれる」製作委員会

 東京で写真家として成功した猛は母の一周忌で久しぶりに帰郷し、実家に残り父親と暮らしている兄の稔、幼なじみの智恵子との3人で近くの渓谷に足をのばすことにする。
懐かしい場所にはしゃぐ稔。
稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。
だが渓谷にかかった吊り橋から流れの激しい渓流へ、智恵子が落下してしまう。その時そばにいたのは、稔ひとりだった。
事故だったのか、事件なのか。
裁判が始められるが、次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる兄を前にして猛の心はゆれていく。
やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった──。
  作品は、兄弟の複雑な心理の「ゆれ」をきめ細かく描いて、人間の内面に鋭く迫った力作。西川監督は主演の香川とオダギリを「同志」と呼び、「俳優とこんな関係が作れると思っていなかった」というほど絶妙の組み合わせだった。そうした現場の密度の濃さが作品に強い力を与えている。
  「蛇イチゴ」で第58回(2003年)毎日映画コンクール脚本賞、スポニチグランプリ新人賞(監督)を受賞し、鮮烈なデビューを果たした監督・西川美和の2本目のオリジナル長編映画。西川監督は毎日映画コンクールの長い歴史の中で、女性監督として初めての日本映画大賞を受賞した。また32歳での大賞受賞は最年少。若い世代 の台頭を強く印象づけた。

その他の賞
<作品部門>
◇日本映画優秀賞 「フラガール」
◇外国映画ベストワン賞 「父親たちの星条旗」

<俳優部門>
男優主演賞 佐藤浩市 「雪に願うこと」
女優主演賞 中谷美紀 「嫌われ松子の一生」
◇男優助演賞 笹野高史 「武士の一分」「寝ずの番」
女優助演賞 蒼井優 「フラガール」「虹の女神」「ハチミツとクローバー」
スポニチグランプリ新人賞 塚地武雅 「間宮兄弟」
スポニチグランプリ新人賞 檀れい 「武士の一分」
◇田中絹代賞 草笛光子

<スタッフ部門>
監督賞 根岸吉太郎 「雪に願うこと」
◇脚本賞 加藤正人 「雪に願うこと」
◇撮影賞 川上皓市 「紙屋悦子の青春」
◇美術賞 種田陽平 「THE有頂天ホテル」「フラガール」
◇音楽賞 加古隆 「博士の愛した数式」
◇録音賞 白取貢 「フラガール」「ゆれる」
      小野寺修 「雪に願うこと」
◇技術賞 小池義幸 「嫌われ松子の一生」(編集)

<アニメーション部門>
◇アニメーション映画賞 「時をかける少女」
◇大藤信郎賞 「鉄コン筋クリート」

<ドキュメンタリ―部門>
◇ドキュメンタリー映画賞 「エドワード・サイード OUT OF PLACE」

<TSUTAYA映画ファン賞>
◇日本映画部門 「デスノート」
◇外国映画部門 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」

◇特別賞 故・今村昌平
◇特別賞 風見章子