HOME > 毎日映画コンクールについて > 毎日映画コンクールの歩み > 2回 今ひとたびの

毎日映画コンクールについて

毎日映画コンクールの歩み

02 1947年

第2回毎日映画コンクール(日本映画大賞)受賞

今ひとたびの

監督:五所平之助
脚本:植草圭之助
撮影:三浦光雄
出演:高峰三枝子/龍崎一郎/田中春男/北沢彪/谷間小百合/中北千枝子
配給:東宝

 舞台は戦前、理想に燃え、月島のセツルメントで、貧民相手に診療していた若き医師・野上(龍崎一郎)は、大学時代の友人で劇作家の蒲原(北沢彪)が演出したハムレットを見に行く。
  蒲原は、楽屋でオフィーリアを演じた暁子(高峰三枝子)を野上に紹介。野上は暁子の美しさに打たれた。暁子も野上の理想や、社会運動に関心を示す。暁子は資産家の令嬢で、華族の左近(田中春男)という許婚者がいた。
  だが、野上の思いは日ごとに募っていく。暁子もまた野上を愛おしく思い、彼の仕事を理解しようと勉強した。だが、世間では、次第に戦争の影が色濃くなり、左翼思想が弾圧され始めた。野上たちも警察に目を付けられるようになり、ある日、暁子は野上を訪ねての帰路、警察に検挙された。その後、釈放された暁子は行方不明になる。
  しばらくしてから野上のもとへ、失踪した暁子から思いが綴られた手紙が届く。野上は、暁子の待つ海岸へ急ぐが、その途上に検挙される。暁子は待ち続けるが、連れ戻されてしまう。二人の恋は終わったかに見えた。

その他の賞
監督賞 黒沢 明「素晴らしき日曜日」東宝
脚本賞 植草圭之助「素晴らしき日曜日」東宝
男優演技賞 森 雅之「安城家の舞踏会」松竹
女優演技賞 田中絹代「結婚」松竹
           「女優須磨子の恋」松竹
           「不死鳥」松竹
新人演技賞 若山セツ子「おスミの持参金」東宝
撮影賞 三浦光雄「今ひとたびの」東宝
美術賞 松山 崇「今ひとたびの」東宝
音楽賞 早坂文雄「女優」東宝
録音賞 安恵重遠「女優」東宝




1947年の動向

日本国憲法
日本国憲法施行記念式典 風雨の式後、歓呼の万歳に傘と帽子で応える昭和天皇

キャサリン台風
昭和天皇、キャサリン台風被災地巡視 都内最大被害の江戸川区で