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毎日映画コンクールについて

毎日映画コンクールの歩み

07 1952年

第7回毎日映画コンクール(日本映画大賞)受賞

生きる

監督・脚本:黒澤明
脚本:橋本忍/小国英雄
撮影:中井朝一
出演:志村喬/小田切みき/小堀誠/金子信雄/千秋実
配給:東宝


「生きる」 DVD発売中
¥6,300(税込) 発売・販売元:東宝

 黒澤明監督の傑作。1953年度のベルリン映画祭で銀熊賞を受賞。この作品で主演の志村喬は、名優として世界にその名を知られるようになった。
  市役所の市民課長である渡邊勘治(志村喬)は三十年間、無欠勤だったが、その日、初めて欠勤した。病院で胃ガンと診察され、あと4ヵ月の命だと宣告されたからである。勘治は親を思わない息子・光男(金子信雄)夫婦にも絶望し、預金を下ろして街に出る。
  勘治は屋台の飲み屋で知り合った小説家(伊藤雄之助)と意気投合、小説家は、勘治に最期の快楽を味わってもらおうとパチンコ屋、キャバレー、ストリップと渡り歩く。だが、勘治の心は満たされない。朝帰りした勘治は、市民課の女事務員小田切とよ(小田切みき)と出会う。彼女は退職届を出すところだった。
  「あんな退屈なところでは死んでしまう」とのとよの言葉に、勘治は事なかれ主義の自分の仕事を反省。目の色を変えて仕事を再開する。その勘治の目に止まったのが、下町の悪疫の原因となっていた陳述書だった……。

その他の賞
監督賞 渋谷 実「現代人」松竹
         「本日休診」松竹
脚本賞 黒沢 明・橋本 忍・小国英雄「生きる」東宝
男優主演賞 佐分利 信「波」松竹
            「お茶漬の味」松竹
            「慟哭」東京プロ/新東宝
女優主演賞 山田五十鈴「箱根風雲録」新星映画社・前進座
            「現代人」松竹
男優助演賞 加東大介「おかあさん」新東宝
           「決闘鍵屋の辻」東宝
女優助演賞 中北千枝子「丘は花ざかり」東宝
            「おかあさん」新東宝
            「稲妻」大映
撮影賞 宮川一夫「西陣の姉妹」大映
         「千羽鶴」大映
美術賞 小池一美「西陣の姉妹」大映
音楽賞 斎藤一郎「西鶴一代女」新東宝
         「おかあさん」新東宝
         「稲妻」大映
         「秘密」大映
録音賞 矢野口文雄「生きる」東宝
教育文化映画賞 「結核の生態」日映科学映画製作所
ニュース映画賞 朝日ニュース「東京メーデー」を含む第349号日本映画新社
特別賞
演技特別賞 河村黎吉「三等重役」東宝




1952年の動向

血のメーデー
メーデー事件・祝田橋の上で警官と衝突

池田勇人 辞任
池田蔵相の中小企業倒産やむなしに抗議集会