HOME > 毎日映画コンクールについて > 毎日映画コンクールの歩み > 9回 二十四の瞳

毎日映画コンクールについて

毎日映画コンクールの歩み

09 1954年

第9回毎日映画コンクール(日本映画大賞)受賞

二十四の瞳

監督・脚色:木下恵介
原作:壷井栄
撮影:楠田浩之
出演:高峰秀子/天本英世/八代敏之/木下尚寅
(第12回ゴールデン・グローブ賞(外国語映画賞)受賞)


『二十四の瞳』
発売・販売元:松竹(株)ビデオ事業室

 木下恵介監督作品。壷井栄の原作を同監督自身が脚色した。
  昭和3年、瀬戸内海小豆島にある分校に赴任してきた新任の「おなご先生」として、大石久子(高峰秀子)が赴任してきた。久子は、一年生の12人の生徒の24つの瞳が特に可愛らしく思う。彼らの瞳を曇らせることなく、成長させたいと願う久子。12人の生徒も、足を挫いて学校に行けない先生を見舞いに、2里の距離を歩いて来るほど、大石先生になついていた。
  しかし、彼らの将来に、貧困と戦争という暗い影が帯びる。貧しい分校の生徒たちは、卒業を迎えても進学できず、幼くして奉公に出される子どももいた。久子の将来にも暗雲は立ちこめていた。狂気の軍国主義は、生徒を思う久子を教壇から追放し、挙げ句の果てには、夫(天本英世)の命まで奪った。12人の生徒の中でも、男の子は次々と 戦場に行った。女の子でも、体を壊して死ぬ娘も出てきた――。
  日本人の心の琴線を揺り動かし、涙なしには見られない。今なお泣かせる映画の最高峰に位置している。

その他の賞
監督賞 木下恵介「二十四の瞳」松竹
         「女の園」松竹
脚本賞 木下恵介「二十四の瞳」松竹
         「女の園」松竹
男優主演賞 山村 聡「山の音」東宝
           「黒い潮」日活
女優主演賞 高峰秀子「二十四の瞳」松竹
           「女の園」松竹
           「この広い空のどこかに」松竹
           「悪の愉しさ」東映
男優助演賞 宮口精二「七人の侍」東宝
女優助演賞 久我美子「女の園」松竹
           「この広い空のどこかに」松竹
           「悪の愉しさ」東映
           「億万長者」青年俳優プロ
撮影賞 小原譲治「愛と死の谷間」日活
         「鶏はふたたび鳴く」新東宝
美術賞 木村威夫「或る女」大映
         「黒い潮」日活
音楽賞 木下忠司「女の園」松竹
         「この広い空のどこかに」松竹
録音賞 大野久雄「この広い空のどこかに」松竹
         「女の園」松竹
         「二十四の瞳」松竹
教育文化映画賞 「蚊」岩波映画製作所
         「佐久間ダム」岩波映画製作所
ニュース映画賞 毎日世界ニュース第145号特報
         「衆院大乱闘事件」新理研映画社
特別賞
色彩技術賞 杉山公平他・大映作品「千姫」の色彩技術関係者




1954年の動向

プロレスブームをつくった力道山

ビキニ 水爆実験
夢の島に繋留中の被爆した第5福竜丸