浮雲
監督:成瀬巳喜男
「浮雲」 DVD発売中
¥4,725(税込) 発売・販売元:東宝
林芙美子の代表作「山の音」を脚色し、成瀬巳喜男監督が映画化。成瀬監督の代表作となり、名作として世界的な評価を受けた。
戦中の昭和18年、農林省のタイピストとして、仏領インドシナ(=現在のベトナム)に渡った幸田ゆき子(高峰秀子)。そこで同省技師の富岡兼吉(森雅之)と知り合い、二人は深い仲になる。終戦となり、富岡が先に帰国することになった。富岡はゆき子に「妻と別れて、君を待つ」と約束する。その後、帰国したゆき子は富岡を訪ねたものの、彼の態度は煮え切らない。
ゆき子は、いったんは富岡を諦め、ある外国人の愛人となる。だが、富岡がゆき子を訪ねると、ゆき子は再び富岡のもとへ戻っていく。
しかし、富岡の周りには女の姿が絶えない。二人で出かけた伊香保温泉では、飲み屋の清吉(加東大介)の妻おせい(岡田茉莉子)に惹かれる。ゆき子はそれを悟り、ふたりの仲は気まずいものとなっていく。
小津安二郎監督も、邦画の最高傑作と認める名作である。
その他の賞
監督賞 成瀬巳喜男「浮雲」東宝
脚本賞 八住利雄「夫婦善哉」東宝/「浮草日記」山本プロ、俳優座
「渡り鳥いつ帰る」東京映画
男優主演賞 森繁久弥「夫婦善哉」東宝/「渡り鳥いつ帰る」東京映画
「警察日記」日活/「人生とんぼ返り」日活
女優主演賞 高峰秀子「浮雲」東宝
男優助演賞 小林桂樹「ここに泉あり」中央映画
女優助演賞 左 幸子「おふくろ」日活/「人生とんぼ返り」日活
撮影賞 楠田浩之「野菊の如き君なりき」松竹/「遠い雲」松竹
美術賞 伊藤寿一「たそがれ酒場」新東宝
音楽賞 中央映画「ここに泉あり」の企画および製作関係者
録音賞 下永 尚「浮雲」東宝
教育文化映画賞 「かえるの発生」岩波映画製作所
「ひとりの母の記録」岩波映画製作所
ニュース映画賞 朝日ニュース「修学旅行」を含む第511号 日本映画新社
特別賞
音楽特別賞 早坂文雄*大映作品「楊貴妃」の音楽および多年の映画音楽に対する功績
色彩技術賞 大映作品「楊貴妃」の色彩技術関係者