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毎日映画コンクールについて

毎日映画コンクールの歩み

20 1965年

第20回毎日映画コンクール(日本映画大賞)受賞

赤ひげ

監督・脚本:黒澤明
原作:山本周五郎
脚本:井手雅人/小国英雄
出演:三船敏郎/加山雄三/山崎努/ニ木てるみ
東宝・黒沢プロ

第26回ヴェネチア国際映画祭(男優賞)受賞


「赤ひげ」 DVD発売中
¥6,300(税込) 発売・販売元:東宝

 原作は、山本周五郎の「赤ひげ診療譚」。黒澤明監督が2年間かけて映画化した。黒沢監督自身が自分の集大成の映画と自負する日本映画史上に残る傑作で、完成した作品を観た山本周五郎に「原作よりいい」と言わしめた。 時代は幕末。幕府に採用されるため、長崎でオランダ医学を学んだ青年医師・保本登(加山雄三)は、見習い医師として、なぜか小石川養生所に住み込むことになった。小石川養生所は、貧民相手に医療を施すところで、保本は、自分のようなエリートが行くところではないと思っている。
  そこに現れたのは、「赤ひげ」の異名を持つベテラン医師・新出去定(三船敏郎)。赤ひげに反発する保本は、養生所の禁をすべて破り、追い出されようともくろむ。だが、赤ひげの人格や、貧民たちに接することで、保本の心に徐々に変化が訪れる。
  黒沢ヒューマニズムの頂点とも言われたこの作品で、主演三船敏郎はヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞した。一方、青年医師を演じた加山雄三も素晴らしい演技を見せている。

その他の賞
監督賞 内田吐夢「飢餓海峡」東映
脚本賞 鈴木尚之「飢餓海峡」東映
         「冷飯とおさんとちゃん」東映
男優主演賞 三国連太郎「飢餓海峡」東映
            「にっぽん泥棒物語」東映
女優主演賞 左 幸子「飢餓海峡」東映
男優助演賞 伴 淳三郎「飢餓海峡」東映
女優助演賞 奈良岡朋子「証人の椅子」大映
撮影賞 宮島義勇「怪談」にんじんプロ
美術賞 戸田重昌「怪談」にんじんプロ
音楽賞 黛 敏郎「東京オリンピック」東京オリンピック映画協会
録音賞 井上俊彦をはじめとする記録映画
     「東京オリンピック」録音グループ
教育文化映画賞
学校教育映画 「つるのおんがえし」学習研究社
記録映画 「姫路城」記録映画社
社会教育映画 「盲ろう児」三井プロダクション
一般教養映画 「和華子」桜映画社
(企画賞) 「日本の祭」株式会社ミツウロコ
ニュース映画賞 大毎ニュース「ベトコン狩り」を含む第718号理研映画
特別賞
監督特別賞 市川 崑「東京オリンピック」東京オリンピック映画協会
撮影特別賞 東京オリンピック撮影集団
大藤信郎賞 久里洋二*独創的な発想とユニークな造
           形によって個性ゆたかな作品を継続的に製作し、日本のアニメーション映画の発展にも寄与した
           「ふしぎなくすり」における村 治夫、岡本忠成をはじめとする電通映画社製作グループ
           *奇抜なデザインによる造形と動きが、人形映画に新生面を開いた




1965年の動向

山一 危機
山一証券再建問題−−再建策発表に店に詰めかけた投資家

野村 三冠王
三冠王が決まり、ダッグアウトの前でファンに応える南海・野村克也捕手