白い巨塔
監督:山本薩夫 山崎豊子の同名小説を、橋本忍が脚色し映画化。テレビドラマが有名だが、この映画がヒットしてテレビ化されている。社会派映画の巨匠・山本薩夫監督がメガホンをとった。
日本有数の手術の腕を持つ浪速大学医学部の外科医・財前五郎助教授(田宮二郎)。貧しい家庭に生まれ育った五郎は権力欲が強く、教授になるためならば、どんな手段もいとわない。退官を控えた五郎の師匠にあたる東教授の後釜を狙い、五郎は入念な事前工作を行なう。
東の後任教授は五郎であると思われていたが、実は東は、五郎の手術の腕に嫉妬し、傲岸な性格を嫌っていたのだ。東は別の後任教授を探し、娘を結婚させ、退官後も地位を確保しようと画策していた。教授選の投票日が近づくにつれ、双方の権謀術策は過激さを増していく……。
田宮二郎がしかめ面をして財前五郎役を好演。この役で田宮はブレイクし、映画スターとしての地位を気付いたが、同作テレビシリーズに出演した後に、自殺を遂げている。
その他の賞
監督賞 山本薩夫「白い巨塔」大映
脚本賞 橋本 忍「白い巨塔」大映
男優主演賞 小沢昭一「怎Gロ事師たち揩謔關l類学入門」今村プロ/日活
女優主演賞 司 葉子「紀ノ川」松竹
男優助演賞 三橋達也「女の中にいる他人」東宝
女優助演賞 坂本スミ子「怎Gロ事師たち揩謔關l類学入門」今村プロ/日活
撮影賞 飯村雅彦「湖の琴」東映
「一万三千人の容疑者」東映
美術賞 山崎正夫「他人の顔」勅使河原プロ/東京映画
「紀ノ川」松竹
音楽賞 武満 徹「他人の顔」勅使河原プロ/東京映画
「あこがれ」東宝
録音賞 藤好昌生「あこがれ」東宝
教育文化映画賞
学校教材映画 「近代百年の歩み」学習研究社
記録映画 「伝統工芸」―わざと人―記録映画社
科学映画 「ヒトの染色体」東京シネマ
アニメーション映画 「月夜とめがね」学習研究社
(企画賞) 東京シネマ製作「原子力発電の夜明け」第一銀行
ニュース映画賞 読売国際ニュース「わが人生最良の日」を含む第912号読売映画社
大藤信郎賞 「展覧会の絵」手塚治虫(虫プロダクション)
*風刺的なアイデアをもとに、バラエティーに富んだ技法を駆使して、日本のアニメーション映画
の水準を高めた