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毎日映画コンクールについて

毎日映画コンクールの歩み

42 1987年

第42回毎日映画コンクール(日本映画大賞)受賞

マルサの女

監督・脚本:伊丹十三
撮影:前田米造
音楽:本多俊之
出演:宮本信子/山崎努/津川雅彦/大地康男/伊東四朗
伊丹プロ/NCP

第11回日本アカデミー賞(最優秀作品賞)

 伊丹十三監督の第3作目。脚本も堂監督が兼ねる。
  税務署の調査官・板倉亮子(宮本信子)は、チビでソバカスだらけの顔だが、脱税取締りに関しての腕は抜群。彼女は、一軒のラブホテルに目を付け、オーナーの権藤商事社長・権藤英樹(山崎努)を追うが、尻尾を捕まえられない。
  その後、亮子は脱税摘発のプロ、「マルサ」と呼ばれる国税局査察部に栄転。マルサとして、査察経験を積み、ますます腕に磨きをかけた亮子は、上司の花村(津川雅彦)と組んで、再び権藤を調べることになった。
  調査を進める中で、権藤の元愛人である剣持和江(志水季里子)からたれ込み電話が入った。
  「権藤の今の愛人、鳥飼久美子(松居一代)が毎朝出すゴミを調べろ」
  亮子らは、清掃車を追いかけ、捕まえて、証拠の書類を見つけた。権藤の尻尾をついにつかんだのだ。
  巧妙な手口で脱税する経営者と、マルサの対決をテンポ良く描き、一気に見せる。娯楽的映画の名作。

その他の賞
日本映画優秀賞 「イタズ―熊―」こぶしプロ
         「映画女優」東宝映画
         「男はつらいよ―知床慕情」松竹映像
         「ゆきゆきて、神軍」疾走プロ
監督賞 原 一男「ゆきゆきて、神軍」疾走プロ
脚本賞 伊丹十三「マルサの女」伊丹プロ/NCP
男優主演賞 津川雅彦「別れぬ理由」東映
           「マルサの女」伊丹プロ/NCP
女優主演賞 十朱幸代「夜汽車」東映
           「螢川」キネマ東京/日映
           「極道の妻たちU」東映
男優助演賞 三船敏郎「男はつらいよ―知床慕情」松竹映像
女優助演賞 石田えり「ちょうちん」ヴァンフィル/広済堂プロ/東亜興行
撮影賞 五十畑幸勇「映画女優」東宝映画
美術賞 西岡善信「吉原炎上」東映
         「ハチ公物語」松竹グループ他
         「竜馬を斬った男」アルマンス企画
音楽賞 本多俊之「マルサの女」伊丹プロ/NCP
録音賞 栗林豊彦「ゆきゆきて、神軍」疾走プロ
教育文化映画賞 「柳川堀割物語」二馬力
ニュース映画賞 日本ニュース87―No.6号「さよなら国鉄―百十五年の歴史に幕―」日本映画新社
特別賞 故・石原裕次郎*演技者として戦後映画界に残した大きな足跡に対して
     故・八木保太郎*脚本家として、また独立プロ運動の先駆者としての功績
大藤信郎賞 「森の伝説」手塚プロダクション
スポニチグランプリ新人賞
     高嶋政宏「トットチャンネル」東宝映画
         「BU・SU」東宝映画/アミューズ・シネマ・シティ
     南野陽子「スケバン刑事」東映
         「はいからさんが通る」東映
外国映画ベストワン賞
   「バウンティフルへの旅」ヘラルド・エース配給
日本映画ファン賞 「マルサの女」伊丹プロ/NCP
田中絹代賞 三田佳子




1987年の動向

JR誕生
国鉄が民営化され汐留駅で新生JR「出発進行」の汽笛を鳴らすSL

裕ちゃん(石原裕次郎さん)に最後の別れをするため行列を作るファンたち 青山葬儀所で