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毎日映画コンクールの歩み

57 2002年

第57回毎日映画コンクール(日本映画大賞)受賞

たそがれ清兵衛

原作:藤沢周平
監督・脚本:山田洋次
脚本:朝間義隆
撮影:長沼六男
出演:真田広之/宮沢りえ/小林稔侍/大杉漣

第26回日本アカデミー賞(最優秀作品賞)受賞


『たそがれ清兵衛』
発売・販売元:松竹(株)ビデオ事業室

 藤沢周平の短編小説である「たそがれ清兵衛」「竹光始末」「祝い人助八」の3編をもとに、山田洋次・朝間義隆が共同脚色、山田洋次監督がメガホンをとる。巨匠・山田監督にとって、これが初めての時代劇演出となった。出演は、真田広之、宮沢りえら。
  時は幕末。庄内・海坂藩の下級藩士である井口清兵衛(真田広之)は、妻を亡くし、幼い二人の娘と年老いてボケが進行している母を養っていた。借金もあるた め、生活は困窮し、勤めが終わる合図の太鼓が鳴るとすぐに帰宅し、家事と内職に励んでいた。付き合いも断る清兵衛を、同僚たちは、黄昏と同時に帰宅するこ とから、「たそがれ清兵衛」と影で呼んでいた。
  ある日清兵衛は、親友・飯沼倫之丞(吹越満)から、妹の朋江(宮沢りえ)が離婚したことを聞かさ れた。酒乱の夫の行状を見かねた倫之丞が離縁させたのだ。朋江は清兵衛とも幼なじみの間柄で、清兵衛は朋江にかつて恋心を抱いていたこともあった。数日 後、その朋江が清兵衛の自宅にひょっこりと顔を出す。
  惜しくも受賞は逃したものの、2003年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた傑 作。当然ながら、日本の各映画賞をほぼ独占した。家族への思いや淡い恋心などの静かなシーンと、壮絶な決闘の「動」のシーンを織り交ぜ、大家・藤沢秀平の 世界を再現することに成功した。

その他の賞
日本映画優秀賞 「OUT」ムービーテレビジョン/サンダンス・カンパニー
         「阿弥陀堂だより」「阿弥陀堂だより」製作委員会
         「KT」「KT」製作委員会
         「ハッシュ!」シグロ
監督賞 平山秀幸「OUT」「笑う蛙」
脚本賞 鄭 義信「OUT」
男優主演賞 真田広之「助太刀屋助六」
           「たそがれ清兵衛」
女優主演賞 大塚寧々「笑う蛙」
           「うつつ」
           「歩く、人」
男優助演賞 塚本晋也「とらばいゆ」
           「殺し屋1」
           「クロエ」
           「溺れる人」
女優助演賞 宮沢りえ「たそがれ清兵衛」
           「うつつ」
撮影賞 長沼六男「たそがれ清兵衛」
美術賞 大塚 聡「夜を賭けて」
音楽賞 加古 隆「阿弥陀堂だより」
録音賞 岸田和美「たそがれ清兵衛」
技術賞 中岡源権(照明)「たそがれ清兵衛」
     曽利文彦監督を中心とする「ピンポン」のVFXスタッフ
記録文化映画賞
  長編「住井すゑ 百歳の人間宣言」文エンタープライズ
  短編「未知への航海―すばる望遠鏡建設の記録―」ユー・エヌ
スポニチグランプリ新人賞
     中村獅童「ピンポン」
     市川実日子「とらばいゆ」
     金 守珍「夜を賭けて」
外国映画ベストワン賞 「鬼が来た!」東光徳間配給
日本映画ファン賞 「模倣犯」「模倣犯」製作委員会
外国映画ファン賞 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」ワーナー・ブラザース映画配給
アニメーション映画賞
     「クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」シンエイ動画/ASATSU―DK/テレビ朝日
大藤信郎賞 今 敏「千年女優」
田中絹代賞 吉行和子
特別賞 故・清川虹子*「山節考」「復讐するは我にあり」など269本の映画に出演し、個性的な演技で大衆に愛され、名バイ・プレイヤーとして果たした多大な功労に対して
     故・蔵原惟繕*「俺は待ってるぜ」などの石原裕次郎主演作やドキュメンタリー「キタキツネ物語」さらに「南極物語」など大きなスケールの作品をヒットさせた功績に対して
     故・冨田 功*「病院へ行こう」「櫻の園」など数々の秀作の編集者として優れた技量を発揮し、日本映画界に貢献した功績に対して
宣伝賞 *本賞とは別の宣伝賞は次の通り
最優秀賞 ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン「モンスターズ・インク」
優秀賞 ワーナー・ブラザース映画「ハリー・ポッターと賢者の石」




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