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毎日映画コンクールについて

毎日映画コンクールの歩み

59 2004年

第59回毎日映画コンクール(日本映画大賞)受賞

血と骨

制作:2004年 日本
原作:梁石日
監督・脚本:崔洋一
脚本:鄭義信
撮影:浜田毅
出演:ビートたけし/鈴木京香/田畑智子/オダギリジョー/新井浩文/松重豊

 梁石日原作で、自身の父親をモデルに著した同名のベストセラー小説を、「月はどっちに出ている」の崔洋一監督の脚本・監督で映画化。主演に、自身の監督 する映画以外では久しぶりの出演となるビートたけしを迎えた。共演に鈴木京香、オダギリジョー、田畑智子ら。R−15指定作品
  舞台は1923年 の大阪。祖国・朝鮮は済州島を後にし、一旗揚げるために大阪へ渡ってきた金俊平(ビートたけし)。俊平は出稼ぎ労働者が住む朝鮮人部落に入り、劣悪な労働 条件と差別の中で働き始める。彼は徐々にその凶暴な性質を露わにし、周囲から「怪物」と怖れられる。腕の良い蒲鉾職人でもあった俊平は、やがて自分の工場 を持ち、成功した。
  幼い娘を抱えながらも健気に生き抜いてきた李英姫(鈴木京香)と結婚し、子供も生まれるが、俊平の凶暴さは変わらず、どんど んエスカレートしていく。金銭への飽くなき執念から高利貸しへ転じた俊平は、その強靱な肉体と、桁外れの凶暴さと優れた知恵で、のし上がっていき、大阪の 町を支配していく。やがて、家族をも踏み台にしていった――。
  欲望に忠実に生き抜き、妻であろうが、愛人であろうが、家族であろうが、すべてを 踏み台にしてのし上がる主人公をビートたけしが圧倒的な存在感で迫真の演技をしている。暴力やエロティシズムに溢れた画面から目が離せないのは、主演ビー トたけしの演技と崔洋一監督の演出のためだろう。

その他の賞
日本映画優秀賞  「誰も知らない」「誰も知らない」製作委員会
監 督 賞    黒木 和雄「美しい夏キリシマ」「父と暮せば」
脚 本 賞    荒井 晴彦「ヴァイブレータ」
男優主演賞    ビートたけし「血と骨」 
女優主演賞    深田 恭子「下妻物語」
男優助演賞    オダギリジョー「血と骨」「この世の外へ クラブ進駐軍」
女優助演賞    田畑 智子「隠し剣 鬼の爪」「血と骨」
撮 影 賞    鈴木 一博「ヴァイブレータ」「機関車先生」「ガールフレンド」「ココロとカラダ」
美 術 賞    桑島十和子「下妻物語」
音 楽 賞    日野 皓正「透光の樹」
録 音 賞    弦巻  裕「誰も知らない」
技 術 賞(照明)熊谷秀夫「透光の樹」
記録文化映画賞  長編「わたしの季節」協映
          短編「螺鈿―北村昭斎のわざ―」日経映像
スポニチグランプリ新人賞 土屋アンナ「下妻物語」「茶の味」
              柳楽 優弥「誰も知らない」
              上野樹里「チルソクの夏」「スウィングガールズ」
外国映画ベストワン賞 「ミスティック・リバー」ワーナー・ブラザース映画 配給
日本映画ファン賞 「ハウルの動く城」徳間書店/スタジオジブリ・日本テレビ・電通・ディズニー・三菱商事・東宝
外国映画ファン賞 「2046」ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン 配給
アニメーション映画賞 「雲のむこう、約束の場所」新海誠/コミックス・ウェーブ
大藤信郎賞    「マインド・ゲーム」スタジオ4℃/レントラックジャパン/アスミック・エース エンタテインメント
田中絹代賞    淡路恵子
特 別 賞    
            故・三橋達也*ヒーローから悪役まで演じられる存在感の大きな俳優として、数多くの映画に出演するなど、長年にわたり、日本映画界に貢献した業績に対して
            双葉十三郎*映画評論家として四分の三世紀以上にわたり、卓越した知識と豊かな感性に基づいた評論を発表するなど、日本映画界に貢献した業績に対して
  ※本賞とは別の宣伝賞は次の通り
宣 伝 賞    最優秀賞 UIP「シービスケット」
          優秀賞 20世紀FOX「デイ・アフター・トゥモロー」
              ワーナー・ブラザース映画「ラストサムライ」




2004年の動向

中越地震
新潟中越地震で脱線した上越新幹線

アテネ五輪:開会式 スタジアムに浮かびあがる五輪マーク