HOME > 受賞者インタビュー > 第61回コンクール > 塚地武雅 > [ 第1回 ] 初めて親孝行が出来たかな

受賞者インタビュー

第61回コンクール

塚地武雅

[ 第1回 ] 初めて親孝行が出来たかな

 お笑いのネタは「日常いそうな人」がコンセプト。常日頃心がけている人間観察が大いに生きた。ほのぼのと暮らす30代の仲良し兄弟を描いた「間宮兄弟」(監督森田芳光)でスポニチグランプリ新人賞に選ばれた塚地武雅(むが)は「信じられないけど、初めて親孝行が出来たかな」とはにかんだ。
 ご存じ、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の人気者。大阪で生まれ、大学卒業後は仏壇メーカーに就職したものの、夢をあきらめきれずに24歳で脱サラ。猛反対したのが家族だった。知名度の上がった現在でも理解は完全に得てはいないそうだが、「映画は印象がいいみたいです」とニンマリだ。
 なんだかんだ言ってもかわいい我が子。公開中、両親が劇場に何度か足を運んでくれたそうだ。「客席で小さな子や年配の方が笑ったりしている姿を見て、うちの息子を見て心を動かしてくれてる。いい仕事したって褒めてくれて」と照れくさそうに打ち明けた。
 癒し系キャラと存在感は映画だけでなくドラマの世界からも注目を集める。昨年フジテレビが放送した単発ドラマ「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」にも出演を果たした。
 目標は「本業で親に認めてもらうこと」と、あくまで筋を通すが、「映画って面白い!」とはまった様子。相方の鈴木拓が「おまえ1人でやっていく気だろ」と気をもむのも,ギャグでは済まない?
(S)

1971年、大阪府生まれ。
大学卒業後、いったん就職したが24歳でお笑いを志し、スクールJCAに入学。そこで相方の鈴木拓と出会い96年お笑いコンビ、ドランクドラゴンを結成する。03年頃から俳優としても注目を集め、テレビドラマでは、仔犬のワルツ(04/日本テレビ)、「あいくるしい」(05/TBS)、「電車男」(05/フジテレビ)などで活躍。受賞作となった『間宮兄弟』(06/森田芳光)では佐々木蔵之介とのW主演に抜擢された。また昨年は、特別ドラマ「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」(06/フジテレビ)で山本圭一(杉本春男役)の代役(撮り直し)を務めるなど、活躍の舞台は広がっている