目的とコンセプト
セカンドライフ内に、早稲田大学の映像発信、映像制作、映像教育の仮想の拠点を設置し、そこを中心にして、新しいコミュニティを形成、新しい映像制作手法、教育の方法を研究する。 コンセプトは、映像タレントの出会いの場、スキルアップの場、プロモーションの場であり、映画監督、脚本家、スタッフ、俳優、作曲家、プロデューサー、そして若い才能たち、一般の人々までが集まり、討論しあい、やがて、それらの中から、映像制作のチームが出来上がって、仮想空間内で新しいタイプの映像作品を制作することはもとより、場合によっては、この場で出会ったチームによる映像制作を現実空間においても実施するような場としたい。
イメージ
4. 建物周辺は出来れば緑に囲まれたい。建物前には広場。イメージ図外観1
※スコーレはラテン語で「学校」(スクール)。語源は古代ギリシャ語で、schole(スコレー、暇)。古代ギリシアや古代ローマの「市民」(市民権をもつ男。裕福で、労働は奴隷がおこなう)が、音楽や芝居、議論を楽しんだり、スポーツを嗜んだりする暇な時間、そしてその暇つぶしの場所から由来する。(Wikipediaより)
去る10月17−18日両国KFCホールで行われたバーチャルワールドサミットにおいて、セカンドライフ参入事例として、「早稲田大学バーチャル映像スコーレ」の試みについて発表が行われた。早稲田大学大学院情報通信科の安藤教授(&映画監督)のスピーチは概略以下のとおり。
「映像に関わる人材育成にはまず何よりも実際に映像を作ってみることが大切だが、映画制作には相当な費用がかかる。撮影機材やキャスト、スタッフなどさまざまな労力と費用が不可欠だ。
しかし、セカンドライフならスタッフやキャスト、ロケ地、小道具やカメラワークなども自由自在に操れるので現実世界よりはるかに少ない予算と労力で映像を作れる可能性がある」
「このバーチャル映像スコーレを、学生同士で自由にコミュニケーションを行える新しい映像制作の拠点にしたい。また、プロ・アマを問わず、映像が好きだという様々な種類の人がワイワイガヤガヤと意見を交換できる場所にしたい。また、バーチャルなフィルムコミッションも必要になってくる。立体映像をやっている研究室ともドッキングしながら進めていきたい」
あんどう こうへい 1944年 東京都生まれ
パリ留学後、寺山修司の天井桟敷に在籍。TBSを経て、現在、早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授。
69年「オーマイマザー」(オーバーハウゼン国際映画祭入賞)、71年「息子達」(トノンレバン国際映画祭グランプリ)、94年「アインシュタインは黄昏の向こうからやってくる」(HD。ハワイ国際映画祭銀賞)、98年「フェルメールの囁き」(HD。モントルー国際映像祭グランプリ)などの作品がある。