HOME > 映像夢工房 > 早稲田大学 > 2008年4月「安藤研の糸曽、亀渕監督作品が「ゆうばり映画祭」で北海道知事賞に!」

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安藤研の糸曽、亀渕監督作品が
「ゆうばり映画祭」で北海道知事賞に!

絶妙のコンビネーションで共同監督を

 GITS安藤研究室所属の糸曽賢志、亀渕裕の二人が監督した「セイキロスさんとわたし」が、2008年3月に行われた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008」で見事、北海道知事賞を受賞した。
 この作品は株式会社ヒューマントラストの10周年記念「ヒューマントラストシネマ」で特別シナリオ賞を受賞していたもので、その映像化に糸曽、亀渕が選ばれて制作がスタートした。二人は東京造形大学の同期生、友達の友達といった関係で、深い付き合いではなかったそうだが、早稲田GITSの安藤研で再び出会い意気投合。正反対のような個性だが、それがかえって二人に絶妙のコンビネーションを生み出した。「セイキロスさんとわたし」も二人で監督するという難作業にチャレンジして見事に成功させ「ヒューマントラストシネマ」で監督賞を受賞。今回同作品は、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008」において、堂々の“北海道知事賞”受賞の栄誉に輝いた。

何よりも安藤紘平がおもしろい

 偶然安藤研で合流した二人だが、安藤研究室について糸曽は、「仲間がいて、みんなで助けあえるのがうれしい」、「これをやりたい、といった方向性があれば、いろんな引き出し方を教えてくれる」と語り、亀渕は「実際の映画作りの生の声を聞けるのがうれしい」と言う。そして二人は口をそろえて「何よりも安藤紘平がおもしろい」。安藤教授の人間性、豊富な人脈、学生と同じ目線で接するその姿に、深い敬意を感じているようだ。
 亀渕はちょうど長編「ホアー松島・遠い渚、ふたたび」を撮り終えたばかり。糸曽に言わせると「何もないことを、何もないままに撮って、何かあるように見せる」作品だそうだ。二人の果敢な挑戦に当分目が離せない。
 本庄キャンパスでは、芸術科学センター(旧NICT支援センター)においてすでに篠田正浩監督の「スパイ・ゾルゲ」を皮切りに、樋口真嗣監督の「ローレライ」「日本沈没」、最近では「西遊記」や新作の「マジックアワー」などデジタルを駆使した数々の名作を生み出してきた。この芸術科学センターでの様々な試みを、映画・映像制作の研究と人材育成の重要なステップとして位置づけよう、というのが早稲田大学の映画人作りの新しい方針だ。学生は、大学という特別な空間だけではなく、実社会で流通する最先端のデジタル技術やシビアな商業映画製作のさまざまな試行のなかに身を置くことで、実社会につながる得がたい経験を積むことになる。

作品紹介

「セイキロスさんとわたし」

 ●監督 : 糸曽 賢志 / 亀渕 裕
     (二人ともGITS安藤研究室所属)
 
 ●プロデューサー: 大林 宣彦

 株式会社ヒューマントラストからの支援を受け制作された実写映画。  実際の制作は、安藤紘平教授指導のもとGITS安藤研究室の学生と  「大林宣彦監督」の映画を支えているプロの技師が協力して行った。

 2006年2月から2006年4月までBIGLOBEにてネットにて公開。 
 テレビCMなどの効果もあり、30万ヒットを突破。

 ●『ヒューマントラストシネマ』監督賞
 ●『フランス国際KINOTAYO映画祭』招待上映
 ●『ゆうばりファンタスティック国際映画祭』北海道知事賞受賞

 ●『大川功記念賞』佳作受賞
 ●『早稲田学生文化賞』受賞

糸曽賢志プロフィール

糸曽賢志(いとそけんじ)、1978年 広島県出身。

10代で宮崎駿監督に師事した後、国内外の商業アニメや 実写映画の演出などを行いながら日々を送っている。 現在は早稲田大学大学院にて客員研究員を務める傍ら、 オリジナル長編アニメを制作中。
文化庁平成18年度新進芸術家国内研修員に映画監督として認定。

ホームページ http://www.itoso.net

亀渕裕プロフィール(共同監督)

亀渕裕(かめふちゆう)、1978年 東京都出身。

PFFアワード2002にて監督作品「南極へは、きみとふたりで」が、審査員特別賞・音楽賞を受賞。
その後、早稲田大学大学院にて客員研究員を務める傍ら、 PVや短編映画などを監督している。
現在、脚本・監督を務める長編「ホアー松島・遠い渚、ふたた び」が完成したばかり。